テレビショッピングなどで、新聞の文字が見えやすくなったり、針に糸を通せたりと便利なような拡大鏡ですが、明瞭に見えないなどの苦情のほか、事故情報も寄せられています。
事例
①眼鏡型の拡大鏡を着用したまま歩いたところ、段差で転倒し、ろっ骨を骨折した。
②眼鏡型の拡大鏡を30分ほど使用したら、外した後に目の焦点が合わず、気分が悪くなった。
解説
眼鏡型の拡大鏡は、手の届く程度の距離にあるものを拡大して見るための商品で、視力を矯正するものではありません。特性を知ったうえで正しく使いましょう。
正しい使用法
- 手の届かないほど離れたものを見るときは、着用したまま歩行しない。
- 購入前に使用感を確認し、持っている眼鏡との重ね掛けを試してみる。
- 眼や見え方に異常を感じたら、使用を中止する。状態によっては、眼科医の診察を受ける。