健康な骨ってどういう状態?
骨も肌や爪と同じように新陳代謝を繰り返しており、新しい骨が作られる(骨形成)と同時に古くなった骨は壊されて吸収される(骨吸収)ことで私たちの骨の健康は維持されています。しかし、様々な要因でこのバランスが崩れて骨吸収が骨形成を上回り、骨量が減ってしまったり、骨の質が悪くなったりするとスカスカの折れやすい骨になってしまいます。これが骨粗しょう症の状態です。
骨粗しょう症の原因は?
骨にもライフサイクルがあります。骨量は20歳代にピークを迎えると、その後は低下していきます。特に女性は女性ホルモン(エストロゲン)の減少という大きな影響を受けるため、男性よりも骨粗しょう症のリスクが高いと言われています。
骨量や骨質に影響を及ぼすのは加齢やホルモンだけでなく、生活習慣(食事・運動)も重要な要素です。
骨粗しょう症を予防するには?
加齢やホルモンの影響は避けることのできない要因ですが、誰でも生活習慣に気を付けることはできます。自分にできることから実践しましょう。
- 食事:骨を作る材料であるカルシウム、カルシウムの吸収を助けたり骨を丈夫にしたりするビタミンDやビタミンKの補給が軸となります。また、無理なダイエットは骨量を減らします。しっかり骨を作るため、若いころからバランスよく3度の食事を摂り適正体重を維持することが大切です。
- 運動:ビタミンDの合成を助けるためにも適度に日光を浴びながら健康的に運動をすること、特に骨に刺激が加わる運動がおすすめです。具体的には階段昇降や坂道を取り入れたウォーキングや山登りなどでかかとに刺激を加えると骨が強くなります。骨を支える筋力をつけるための筋トレもおすすめです。
- 嗜好品:たばこ・多量飲酒は骨に悪影響を与えます。喫煙する方は、これを機に禁煙してみませんか?受動喫煙も有害です。たばこの煙から離れましょう。お酒は節度のある量にとどめ、週に2日は休肝日を設けましょう。
骨の健康度をチェックするには?
骨粗しょう症検診
毎年9月〜10月に実施しています。
対象:40歳から70歳までの5歳刻みの節目年齢(学年齢)の女性
自己負担金:1000円(70歳の方と市民税非課税世帯に属する人は無料)
実施場所:市内指定医療機関
持ち物:保険証、受診票
※各種検診申込書にて受診希望のあった方に受診票をお送りしています。申込みをしていない方や紛失した方は申し出てください。
成人健康相談
対象の年齢ではない女性や男性には目安として測定器(超音波法)を使った骨密度測定も実施しています。骨の健康チェックに活用してください。
実施期間:毎月1回(別紙日程表を参照)予約制
実施内容:各種測定(骨密度・体組成・野菜摂取量等)や個別相談
利用料金:無料
実施場所:御殿場市保健センター
問い合わせ
健康推進課
TEL:0550-70-7765