受動喫煙とは
タバコを吸わない人でも周囲の喫煙によりタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙と言います。タバコの煙には、喫煙者がフィルターを通して吸い込む「主流煙」、タバコを吸った後に吐き出す「呼出煙」、火をつけることによってタバコの先から発生する「副流煙」の3種類があります。とくに副流煙では主流煙よりも有害物質が多いと言われており、ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍、アンモニアに至っては46倍含まれています。非喫煙者は喫煙者が吸いこむ煙よりも有害物質の多い煙を吸ってしまうことになります。
受動喫煙をすることで健康に与える影響
タバコには害があることは皆さんご存じだと思いますが、タバコを吸わない人でも日常的に受動喫煙をすることで病気のリスクは上がります。とくに喫煙と関連がある疾患として肺がん、心筋梗塞、脳卒中のほか、女性では妊娠中の場合、胎児の発育不全や低出生体重児、子どもでも乳幼児突然死症候群のリスクが上がります。喫煙者は知らず知らずのうちに非喫煙者の健康に影響を与えている可能性があるのです。
「望まない受動喫煙」をなくすために
健康増進法の一部を改正する法律が2020年4月から全面施行となり、望まない受動喫煙を防ぐための取り組みが「マナー」から「ルール」へと変わりました。
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また静岡県でも2019年4月に静岡県受動喫煙防止条例を施行しました。県条例では、受動喫煙による健康被害を受けやすい子どもを守るため保育所、小学校等における敷地内禁煙(努力義務)及び安心して快適に飲食を楽しむことができる環境を整備するため飲食店における喫煙可否の標識掲示義務化を定めています。
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市民の皆様へのおねがい
御殿場市として「望まない受動喫煙」をなくすことを目指すためのご協力をお願いします。
- 喫煙者の方
・決められた喫煙スペースでの喫煙をお願いします。
・屋外であっても人通りが多い場所やタバコの影響を受けやすい20歳未満・妊娠中の方がいる場での喫煙はご遠慮ください。 - 非喫煙者の方
分煙されている飲食店を利用するなど、受動喫煙から身を守れるようご留意ください。
禁煙チャレンジ相談
受動喫煙防止には習慣的喫煙者が禁煙することが一番効果的です。大切な人の健康を守るためにも禁煙にチャレンジしてみませんか?保健センターではその人に合った禁煙方法を一緒に考え、約3か月間サポートします。ぜひご相談ください。
日時:随時
会場:保健センター
料金:無料
申し込み:事前予約制。電話で健康推進課(0550-70-7765)へ
問い合わせ
健康推進課
TEL:0550-70-7765