御殿場デジタル資料館は、歴史や文化財、富士山と人々との関わりを紹介するデジタルミュージアムです。富士山や御殿場を愛する方や子供たちの学習資料としてご活用いただければ幸いです。
[古文書]御殿場旧古記
御殿場旧古記 解説 御殿場旧古記は、市内御殿場の伴野家(屋号:星屋)が所蔵してきた、5冊から成る江戸時代の古文書です。 平成28年(2016)に伴野家から寄贈を受け、現在は市教育委員会が所蔵しています。写ではありますが、 […]
[民具]生業
砂ゾリ 解説 砂ゾリは、昭和初期に富士山御殿場口の下山道の大砂走りで使用された鉄製のソリです。下山客を乗せて、御殿場口名物の大砂走りを下ったそうで、最盛期には15~20名ほどが砂ゾリを営業していたそうです。 この砂ゾリを […]
[測候所]測候所資料
概要 日本の最高所である富士山頂において、常設の観測所が設置され国家事業として通年の気象観測が始まったのは昭和11年(1936)のことです。御殿場の人々、そして御殿場口登山道は、それ以前も明治20年代の野中至、昭和初期の […]
[阿部雲]博物館資料
概要 阿部正直博士(人物の項目参照)は、昭和初期に当時の御殿場町新橋(野中)と富士岡村沼田(諸久保)にまたがる地域に私設の阿部雲気流研究所を設け、さらに阿部雲気流博物館を構え、富士山周辺の雲と気流の研究に情熱を傾けました […]
[阿部雲]西片御蔵資料
概要 正直博士の資料については、阿部家の本宅があった東京都文京区西片の御蔵にも近年まで多数の資料が収蔵されていました。 平成27年(2015)に御蔵が取り壊されることとなり、福山藩主であった阿部家の国元である広島県福山市 […]
[考古遺物]縄文時代
山の神遺跡出土遺物 解説 旧石器時代の遺跡がまだ発見されていない御殿場市内において、山の神遺跡は現在における市内最古の遺跡です。 昭和33年(1958)に箱根外輪山の麓でゴルフ場(富士カントリー倶楽部)を建設する際に発見 […]
[考古遺物]弥生時代
手焙形土器(国重要文化財:昭和48年6月6日指定) 解説 弥生時代末に作られた弥生土器です。手焙形の名は、小型の火鉢(手焙り)に形が似ていることに由来します。大正11年(1922)現在の駿東郡小山町須走字西沢で、隧道工事 […]
[考古遺物]古墳時代
須恵器大甕(中田遺跡出土:鈴木恒治氏寄託) 解説 7世紀代に湖西窯(静岡県西部の湖西市)で焼かれた須恵器の大甕です。水運が発達していた時代とは言え、船で乗り入れることが出来ない内陸の高地「御殿場」まで、このように重く大き […]
[考古遺物]奈良時代
畿内産暗文坏 解説 8世紀初め頃に畿内で焼かれた土師器の坏であり、市内では唯一、中田遺跡で発見されました。 畿内産暗文坏は、律令体制の下で役人が食事に用いる食器として金属製の器を模して作られた器です。内面には暗文と呼ばれ […]
[考古遺物]平安時代
緑釉陶器 解説 緑釉陶器とは、釉薬に鉛を用いた緑色の陶器です。 奈良時代に作られた奈良三彩の流れをくむもので、畿内や東海(尾張・美濃)で作られました。灰釉陶器と呼ばれる草木の灰を原料とする釉薬を施した陶器は各地で作られ大 […]