[阿部雲]西片御蔵資料

概要

正直博士の資料については、阿部家の本宅があった東京都文京区西片の御蔵にも近年まで多数の資料が収蔵されていました。

平成27年(2015)に御蔵が取り壊されることとなり、福山藩主であった阿部家の国元である広島県福山市、正直博士の出身校である東京大学と共に寄贈先としてお声掛けをいただき、御殿場市に関わる500点余りの資料の寄贈を受けました。

現在は、市教育委員会が保管し、調査研究を進めています。

遺稿集

解説

遺稿集は、M.Aのイニシアルが書かれた革製の手提げカバンと共に寄贈された手書きの原稿です。

草稿、下書き、清書という段階を踏んで書かれたもので、正直博士の幼少期から晩年に至る様々な出来事や心境、家族への想いが綴られているものです。雲と気流の研究者として、真面目で冷静なイメージの強い正直博士ですが、遺稿集には幼少期のやんちゃな一面や映画(活動写真)との出会い、自身が華族という特権階級であることへの反発、子供たちへの深い愛情、宇宙人や霊界に対する興味など、正直博士の素顔を垣間見ることができる文章が綴られています。

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
mail:shakyo@city.gotemba.lg.jp
Top