大坂の湯立神楽

市内大坂に江戸時代の安永3(1774)年の奥書がある「御神楽辻引之事(おかぐらつじびきのこと)」という秘伝書が伝わる。神楽はスガヌマという名の人物が伝えたとされる。盆行事と結びついた神楽で、例年7月の御厨盆(みくりやぼん)(7月23日~7月26日)が明けた夜に浅間神社の境内で行われていたが現在は盆明けの26日が過ぎた土曜日の夜に行われている。宮巡(みやめぐ)りの際に松明で先払いをする儀礼も残っており、大松明2本が宮の廻りを巡る姿は必見である。湯立を行った翌日は新盆(にいぼん)の家を廻り忌中払い、家々を回る家別、村境で辻切りを行う。
当地の神楽は踊り神楽ではなく祈祷神楽であるという意識が残っており、祓いの意識が強い。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
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