沼田の湯立神楽

市内沼田に江戸時代の安永2(1773)年より伝わる神楽で、例年10月の最終土曜日から翌日の日曜日にかけて2日間行われ、湯立は土曜日の宵宮(よいみや)に沼田の氏神である子之神社で奉納される。甲州(こうしゅう)吉田の萱沼儀兵衛(かやぬまぎへえ)によって伝えられたとされ、義兵衛の名が記された辻引本(つじびきぼん)が存在する。
2日目は子之神社例祭本日で神輿渡御(みこしとぎょ)が行われる。しかし一般的に行われる神社例祭や神輿渡御だけでなく、辻引に対応する八本剣などが舞われ祭礼の最後には湯立を行った四方竹の内側で宮舞が行われることから、民俗芸能としての「沼田の湯立神楽」は2日間であると考えられる。中絶された時期もあったが仙石原(せんごくはら)(神奈川県箱根町)に協力を得て再興され現在に至る。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
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