川柳のドンデンジャン

念仏行事であるドンデンジャンは、踊り念仏と百万遍念仏(ひゃくまんへんねんぶつ)と呼ばれる数珠廻(じゅずまわ)しが同時に行われる行事で、現在は七月の盆に近い日曜日に川柳コミセンで行われている。昔は7月23日の盆の入りから26日の盆送りの間の24日に、地蔵堂(後にコミセンに建替)で行う盆行事であった。20年ほど中断していたが、昭和58年の生涯学習発表会「ごてんばDONDON」への出演を機に復活した。
コミセンの中の部屋に4本の笹竹を立て縄で繋ぎ、五色の切り紙で華やかな飾り付けをする。この道場と呼ばれるお飾りの中でホウガン(川柳では宝冠の字をあてる)という祭りを執り行う中心人物が念仏を唱え、うちわ太鼓を持った者が踊り念仏を行う。
百万遍はドンデンジャンとほぼ同時進行で行われる。隣の部屋で区民が輪になって数珠を廻し、時に「なんまいだー」と大声で唱える人もいる。
かつてはドンデンジャンの最中に病気平癒(へいゆ)などの祈禱(きとう)も行った。終了後は、お飾りを大人も子供も一斉に取りに行き、家に持ち帰ったという。

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
mail:shakyo@city.gotemba.lg.jp
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