北畑の神楽

萱沼(かやぬま)系の神楽本が伝授されている。明治の中頃に中絶し、第二次対戦後再開した。現在、ご祈祷(きとう)神楽(1月)と、辻切(つじきり)神楽(2月)が行われている。特徴は厄除けに特化した「まじない神楽」が行われることである。
湯立神楽は現在行われていないが、湯立を行っていた事を示すと考えられる「湯立之活法」「湯さましの法」「四方かため」の呪文が記された古文書が近年、旧北畑からの移転先住居にあった文書類から発見された(勝間田清一家文書・令和2年度初公開)。神楽の辻引などに歌や所作、道具類は記されているが、これらの呪文は他の湯立が伝承されている場所で記述による伝承されている事実は把握しておらず、今後の研究が待たれる有益な史料である。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
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