東山の湯立神楽

 市内東山に江戸時代の文久2(1862)年に、御殿場村の漢方医で寺子屋の師匠であった渡邉宗俊(わたなべ そうしゅん)が疫病祈祷(えきびょうきとう)、野狐祈祷(のきつねきとう)などについて記された御奉書(ごほうしょ)の基礎を伝授したとされる神楽である。10月14日の晩に厳島神社の境内で行われている。                                                                   御奉書やその他の古文書から、吉田神道裁許(よしだしんとうさいきょ)を取得しなければ行えない高度な部分と民間宗教者が関わった部分に分かれていることがわかっており、江戸時代は神職が行う湯立式と神楽は別で、明治中頃までに現在の形がまとまったものと思われる。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
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