鮎沢の祈禱三番

鮎沢では三番叟(式三番)を祈禱三番叟(きとうさんばそう)といい、10月最終土、日曜日の鮎沢神社例祭の宵宮(土曜日夜)に拝殿で奉納される。能の翁の形式に基づく千歳・翁・三番叟の舞である。

鮎沢の祈禱三番を行う日はお日待ちの宵宮である。例祭は、以前は10月12、3日であったが、近年になって現在の日となった。

開始時期は不明確であるが、江戸後期頃に遡るものと想定される。 一度20年程中断したが、幸いにも経験者が何名か健在であったことから、特に問題なく再興できたようである。大正9年の三番叟を再興三番・復活三番などと呼んだという。

この種の三番叟は関東甲信・静岡県伊豆地域・兵庫県等に分布し、とくに伊豆には人形の三番叟も含めて30か所以上もの多数の三番叟が伝わっているが、御殿場では現在唯一の式三番となっている。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
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