塚原の人形三番叟

塚原・山神社の例大祭(10月第2日曜日)に行う。拝殿の前の廊下に向かって左から翁(おきな)・三番叟(さんばそう)・千歳(せんざい)の人形が並んで置かれる。拝殿内の前部に塚原三番叟と書いた赤布のかかった台を置き、午後2時頃、その後ろで三番叟の舞を舞う。はやしは笛・大鼓・小鼓とツケである。大鼓・小鼓はバチで叩き、ツケは木の台に一本の長方形の柝を打ちつけて鳴らす。

人形は三人遣いで文楽の三人遣いの分担と異なるところが特色となっている。

人形三番叟の舞は、現在は千歳・翁の舞はなく、三番叟も後半の三番叟面を着けた鈴の段はなく、前半の揉(もみ)の段のみ上演する。

一時期中断し、正月のニッキマチに人形を持って歩き、飾るだけとなっていたが、若い人たちが復活させようという機運がおこり、昭和51~52年頃愛知県半田市の人形三番叟の指導を受けて復活した。

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御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
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