[市指定文化財]旧秩父宮御殿場御別邸(平成12年(2000)3月27日市指定)

解説

昭和天皇の弟宮であった秩父宮殿下の病気療養のために滞在し、殿下が亡くなられた後も勢津子妃殿下が静養にためのしばしば滞在された秩父宮家の御別邸です。「草葺き母屋」「新館」「三峯窯棟」の建物が市指定文化財となっています。

元は日銀総裁などを歴任した井上準之助の別荘「皆山堂」であり、草葺き母屋は市内深沢で名主を務めた小宮山家を昭和2年(1927)に解体移築したものです。昭和16年(1941)年に秩父宮家の御別邸となり、昭和25年(1950)には陶芸家で人間国宝の加藤土師萌氏が築いた窯を有する三峯窯棟、平成4年(1992)には新館が建設されました。

「草葺き母屋」については、明治時代後期から昭和初期にかけて政財界人や文人の間で流行した「田舎家」として、近年注目を集めています。

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
mail:shakyo@city.gotemba.lg.jp
Top