[その他:静岡県の石]赤岩

赤岩(静岡県の石:平成28年5月10日 一般社団法人日本地質学会選定)

解説

「県の石」とは、一般社団法人日本地質学会が平成30年に創立125周年を迎える記念事業として、各県で産出される、あるいは発見された岩石・鉱物・化石のそれぞれを選定したものです。静岡県では、県の岩石が「赤岩」、県の鉱物が「自然テルル」、県の化石が「掛川層群(大日層)の貝化石群」に選定されました。

赤岩

赤岩とは、富士山の宝永火口の脇にそびえる宝永山を形作る地層です。赤黒い富士山の山体のなかで、宝永山の縁に一際目立つ黄色みを帯びた赤褐色の部分が赤岩です。富士山は先小御岳火山、小御岳火山、古富士火山という3つの火山の上に、現在私たちが目にする新富士火山が重なってできています。

赤岩は、宝永4年(1707)の宝永噴火の際に、富士山の山体内部に埋没していた古富士火山の山体の一部が隆起して地表に現れたものと考えられています。

赤岩

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
mail:shakyo@city.gotemba.lg.jp
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