[世界文化遺産]富士山

世界文化遺産 富士山(平成25年6月記載)

解説

標高3,776mを誇る日本の最高峰にして、日本を代表する名山です。静岡県・山梨県にまたがる成層火山の独立峰であり、「信仰の対象」「芸術の源泉」として平成25年(2013)6月にカンボジアで開催された第37回世界遺産委員会において、世界文化遺産登録が決定しました。

世界遺産は、世界遺産条約の締約国が国内法において万全の保護措置を図ることが求められています。富士山については、広大な山体を持ち、人智の及ばない大自然の造形物でもあることから、「文化財保護法」「自然公園法」「国有林野の管理経営に関する法律」をはじめとする法律や、関係する自治体の景観条例など、幾つもの法令により重層的な保護が図られています。

世界文化遺産 富士山

御殿場市は、富士山頂の駒ヶ岳までを市域とし、山頂火口よりも大きな側火口「宝永火口」や宝永山も市域となっており、登山口から2,000mを超える標高差と広大な山域を誇る富士山において、その保全と登山者の安全確保に重要な役割を果たしています。

文化財保護法 特別名勝富士山 昭和27年(1952)11月22日
史跡富士山 平成23年(2011)2月7日
自然公園法 富士箱根伊豆国立公園 昭和11年(1936)2月1日

富士山が世界遺産に登録されたとき、「御殿場には構成資産がない」という声を良く聞きました。確かに、集落の近くや市街地には構成資産となったものはありませんが、世界遺産富士山の核心部分である8合目以上の「富士山域」や、旧須山口登山道(大半が現在の御殿場口登山道)など、重要な構成資産が御殿場市域にあることを皆さん、お忘れではないですか?

 

御殿場市から見た霊峰富士

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
mail:shakyo@city.gotemba.lg.jp
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