御殿場市議会

市議会議員政治倫理条例に基づく公表について

令和3年1月19日に、市議会議員10名(黒澤佳壽子議員、小林恵美子議員、中島宏明議員、川上秀範議員、阿久根真一議員、林義浩議員、永井誠一議員、芹沢修治議員、杉山護議員、高木理文議員)から議長に対し、以下のとおり御殿場市議会議員政治倫理条例(以下「条例」という。)に基づく審査の請求がありました。

審査対象議員

勝又英博議員

条例に違反する疑いがある事由

令和3年年初に審査対象議員は「選挙区内の有権者に対し、年始回りを行い、お年賀とし菓子折りやカレンダー等を配布している。」と市民から本市の選挙管理委員会に通報があった。これは、公職選挙法で規制されている寄附行為に抵触する恐れがある。

令和3年1月20日、市議会議員政治倫理審査会(髙橋利典委員長、勝間田幹也副委員長、髙橋靖銘委員、菅沼芳徳委員、土屋光行委員、田代耕一委員、勝間田博文委員)が設置され、同日から令和3年1月29日まで違反する行為の存否について調査し、審査対象議員に対する措置を審査し、審査の結果が議長に提出されました。

審査の結果

陳謝文の提出及び議場での朗読が相当であるとする。

(理由)

請求の理由となった行為は、第1に市民の代表者として、また、公職にある者として、不正の疑惑を持たれる行為である。また、その品位・名誉を損なうものであり、市民から疑惑のもたれる行為であることから、条例第4条第1号の基準に違反していると判断する。

第2に選挙区内の有権者に対し、お年賀として菓子折りを配布したことを確認し、このことは同条第3号の基準に違反していると判断する。

市議会は審査会から受けた報告事項を尊重し、議会の品位を保持し、市民の信頼を回復するために以下の措置を講じました。

議会の措置

勝又英博議員が当該行為に対する陳謝文の提出及び議場での朗読を行うこと。

勝又英博議員には、令和3年2月15日の市議会第1回臨時会において、当該行為に対する陳謝文の提出及び議場での朗読をさせることとする。

また、市議会は再発防止策として次のことを行う。

・議員全員を対象に、「議員政治倫理」に関する研修の実施

・新人議員研修時「議員政治倫理」研修の実施

・公職選挙法の研修の実施

・再発防止策を実施した際、市民の皆さまへの広報

以上、条例第12条第2項の規定により公表いたします。