[無形民俗文化財]沼田の湯立神楽

解説

市内沼田に江戸時代の安永2年(1773)より伝わる神楽です。大釜で沸かした湯を用いて湯立の神事を神職が疫病を払う湯立神楽は各地に見られますが、沼田では湯立を獅子が行うという全国的にも珍しい湯立神楽です。同じ系列と考えられる湯立神楽が市内大坂、箱根外輪山の反対側である神奈川県箱根町の仙石原・宮城野にも伝承されており、別系統と考えられる湯立神楽が市内東山、北久原に伝承されています。

沼田の湯立神楽は、毎年10月の最終土曜日から翌日の日曜日にかけての2日間行われますが、湯立は土曜日の晩に沼田の氏神である子之神社で奉納されます。炎に浮かび上がる獅子が釜の周りを舞う様子は、迫力があり必見です。令和4年3月23日大坂の湯立神楽と共に国の重要無形民俗文化財となりました。

 

 

問い合わせ
御殿場市 教育部 社会教育課 
TEL:0550-82-4319
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