御殿場市

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市長施政方針

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令和4年御殿場市議会3月定例会において、令和4年度各会計予算並びに各議案のご審議をお願いするにあたり、予算編成方針並びに施策の大要をご説明申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

昨年10月の市長選挙において、市民の皆様の温かいご支援をいただき、市長に就任して早や4か月半が経過いたしました。
この間、私は市内事業所や各種団体、学校、地域の皆様方と直接お話をする機会を積極的に設けることで、幅広い年代の多くの皆様と、御殿場の未来や夢を一緒に語り合う時間を共有することができ、大変充実した毎日を過ごしてまいりました。特に若い世代である高校生と、御殿場の魅力をはじめ、観光や経済など未来の御殿場について語り合えたことは、私にとって大きな力と勇気をいただきました。
ここまでの月日の経過の早さに驚いているとともに、皆様から寄せられました市政に対する大きな期待を胸に、未来への輝かしい希望の実現に向けて、日々精進しているところでございます。

さて、令和3年を振り返りますと、一昨年から世界にまん延しております新型コロナウイルス感染症の拡大は留まることを知らず、前年に引き続き、コロナ対策に奔走する年となりました。本市では、まず「市民の命と暮らしを守ること」を第一に、希望する全ての市民へのワクチン接種に全庁を挙げて取り組みました。
同時に、大きな課題であるコロナの影響で疲弊した経済の回復・活性化を図るために、プレミアム付商品券の発行や中小企業等応援金事業、経済対策助成事業などを実施してまいりました。
一方で、このようなコロナ禍ではございましたが、昨年は待ちに待った新たな道路交通網の完成や、世界的ビッグイベントが本市で開催されるなど、御殿場市の未来に残る歴史的な年となりました。
4月には待望の新東名高速道路新御殿場IC~御殿場JCT及び国道138号須走道路・御殿場バイパス西区間が開通いたしました。富士山麓地域への来訪者の交通ネットワークが形成されることで、観光や物流等の地域経済活性化に大きな期待が寄せられるとともに、災害発生時の迂回ルートの確保など、地域の発展に大きく寄与する道路網が完成しました。
7月、8月には待望の東京2020オリンピック・パラリンピック大会が開催されました。本市は自転車競技ロードレースの開催地として、富士山麓の素晴らしい絶景とトップアスリートの激しく熱いレースを間近で観ることができ、その様子は全世界に配信されました。多くの市民が様々な形で大会の運営や機運醸成に携わることで、市民の皆様の心にオリンピックレガシーが刻み込まれた大会となったと思います。特に本市の未来を担っていく子どもたちが、この世界的なビッグイベントを「観て、聞いて、感じる」ことが出来たことは、かけがえのない貴重な経験であり、今後の成長や活躍につながっていくものと思います。
また、昨年は静岡県知事の「ごてんばこしひかり発言」により、本市が全国的に話題になり、注目を浴びた年でもあります。これを前向きに捉え、「ごてんばこしひかり」を代表とした地場産品などの本市の魅力をPRする絶好のチャンスとみて、いくつかの戦略を打ち出しました。
11月には民と官、クリエイターが連携し、ただ訪れるだけでは気が付かない素晴らしさが潜んでいる、本市の魅力を表現した「奥深き御殿場」をキャッチコピーとした観光誘客プロジェクトがスタートいたしました。
12月には、静岡県の東西の玄関口である本市と浜松市との、観光誘客と地域活性化を図る連携協定が実現しました。この協定により、これまで浜松市と締結していた観光連携協定に加え、食や文化に関する連携を深めることで、相互の特産品の認知度の向上や消費拡大につながることが期待されます。
また、本市の魅力を再発見するために「御殿場の魅力投票2021」を行い、改めて本市のポテンシャルの高さを実感しました。そして地場産品のPRツールとして、ふるさと納税制度を活用し、実際に本市を訪れた方に御殿場の魅力を知っていただき、共感を得て本市を応援していただく、体験型への転換を目的とした、県内初となる自動販売機による新たなふるさと納税の仕組みを導入いたしました。
このような取り組みが評価され、著名な実業家である前澤友作氏より今後の新たな観光施策の実施を目的としたふるさと納税として、1,000万円のご寄附をいただいたところです。
また、記憶に新しい12月の市町対抗駅伝では、厳しい予想を覆し、堂々の3位入賞を果たしたことも、改めて本市の底力を実感するとともに、今、本市には、追い風が吹いていると感じております。

さて、次に令和4年度の市政に対する私の基本方針及び重要施策について申し上げます。
先般の12月議会の際の所信表明でも申し上げましたが、私がこれから進める4年間の市政の方針は「市民とともに歩む情のある御殿場」であり、「御殿場らしい人づくり、まちづくり」が始動する年となります。そして令和4年度はウィズコロナの生活を作り上げていく正念場の年です。まず新型コロナウイルス、オミクロン株への対策、3回目のワクチン接種の円滑な実施、医療体制の充実を図ってまいります。そして同時に市民の生活を守るため、喫緊の課題であるウィズコロナ時代の経済・観光施策を間断なく実施してまいります。
先ほど申し上げました御殿場の魅力投票では、市内外多くの皆様から本市の魅力を再発見できる投票をいただき、今後の本市の発展となるヒントを見つけることができました。市民が選ぶ御殿場の魅力として、第1位の富士山と第2位の御殿場プレミアム・アウトレットが選ばれましたが、注目は第3位にランクインした「御殿場の水」でございます。水は万物の根源であり、改めて本市の環境の素晴らしさが再認識された結果として、これからの観光の目玉にしていきたいキーワードとなりました。また、昨今注目を集めている「木育」は、御殿場の木をブランド化し、木を活かした、温もりを感じるまちづくりにつながることとなり、本市の豊かな自然や環境を後世に引き継ぎ、持続可能な社会づくりに貢献する施策として、今後の地域振興や経済・観光発展に大いに活用していきたいと考えております。
更に新たな取り組みとして、これまで本市が進めております「環境に特化したまちづくり」に加え、富士山麓の自然環境を守り、育て、世界に発信し、未来のまちづくりにつなげていく国の「デジタル田園都市国家構想」を県とともに進めてまいります。このため、本市ではその第一弾としまして、デジタル地域通貨の導入を目指します。新たなプレミアム付商品券をデジタル化し、デジタル通貨として地域経済の循環を図ってまいります。また、同時にマイナンバーカードの普及促進のため、エコポイントや健康ポイントなどをデジタルで管理できるシステムを構築し、市民の利便性を向上させます。デジタル化に対し、不安に思っている方々につきましては、相談窓口を設けるなど、誰一人取り残さない体制を整備してまいります。地方のデジタルインフラを整備し、行政のデジタル化を推進することで、地方と都市との差を縮めて、都市の活力と地方のゆとりの両方を享受する、デジタル田園都市国家構想の実現を目指してまいります。
これらを実現するための施策として「御殿場型経済・観光活性化」「子育て支援の充実」「御殿場らしいひとづくり」「環境政策とSDGs推進」「御殿場型デジタル推進」の5本の柱を重要施策として位置付け、全力で責任を持って施政を展開していく所存です。
御殿場型NPMの根本である「市民を想う気持ち」を常に頭に置き、市民の皆様を大事なお客様として施政を進め、苦しい時も、また感動や喜びを得る時も、市民一人ひとりが心を一つにできる御殿場を目指してまいります。

令和4年2月21日  御殿場市長  勝又正美

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