御殿場市

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市長の挨拶

御殿場市長 若林洋平

御殿場市長 若林洋平

私はこのたび、市民の皆様からの負託を賜り、引き続き4期目の市政を担うこととなりました。私には市民の皆様と一緒に叶えたい夢があります。そしてその夢を実現させるために必要な、これまで築き上げてきた数々の実績と、夢の実現に向かって一緒に汗を流してくれる仲間や人脈があります。多くの皆様から寄せられました信頼と、未来の御殿場市への期待にお応えするため、決意を新たにし、夢の実現に向かって、市民の皆様のために全身全霊を捧げてまいりますので、引き続き、皆様の絶大なるご支援とご協力を重ねてお願い申し上げます。

私がこれまで市政を担当させていただいてから、3期12年が経過しました。 平成から令和にかけて日本を取り巻く社会環境や経済環境は目まぐるしく変化し、 平成21年に私が就任したころは、リーマン・ショックによる世界的な金融危機 や経済危機の中で、景気悪化による税収減や国の予算配分の縮減などに苦心しており、これに加え、平成23年3月に発生した東日本大震災や、それに伴う福島第一原子力発電所の事故などの影響は、日本経済に大きな打撃を与えるとともに、 本市にとっても、過去に例を見ない非常に厳しい行政経営が求められておりまし た。このような中、市民の皆様の幸せを最優先に考え、これまでの行政を「運営」 するという姿勢から「経営」するという「御殿場型NPM」の考え方を基本姿勢として、各種施策に積極的に取り組んでまいりました。これにより、富士山の世界文化遺産登録や「東京2020オリンピック自転車競技ロードレース」開催地の決定、新東名高速道路御殿場JCTの開通など、嬉しいニュースが続々と届くとともに、東洋経済が発行している最新の住みよさランキングで全国43位、県内では断トツの1位、財政健全度も全国52位、県内3位、県内お達者度は女性が1位、男性が3位、観光入込客数は1,400万人を超え、静岡・浜松の政令指定都市を除くと断トツの県内1位、宿泊客数はついに100万人を超えました。

また各種施策の中でも、特に力を注いできた子育て支援の分野につきまして、 私の就任以降の合計特殊出生率はV字回復し、最新の調査結果では県内3位となる1.75人となり、国平均1.36人や県平均1.44人を大幅に上回る大変嬉しい結果となるなど、これまでのきめ細かな本市の取り組みが、着実に実を結 んでいることを各種データが裏付けております。

さて、令和2年を振り返りますと、誰もが予想だにしなかった新型コロナウイルス感染症の流行により、世界は歴史的な危機に直面する年となりました。感染 症拡大は人々の健康や生命を脅かすとともに、経済や社会へ甚大な影響を与え、 人々の行動や意識、価値観にまで波及するなど、これまでに経験したことのない、 まさに国難とも言うべき局面に直面しております。本市では市民の命を守ることを最優先に考え、4月には医療対策本部を設置し、医療物資の確保やPCR検査 場の整備、医療関係者の待機場所確保など地域医療体制を整えるとともに、全国に先駆け実施し、その後全国の自治体の施策に波及しました、補償を伴った休業要請や大型観光施設への休業依頼、官民連携による感染防止指導と認定を行う「新型コロナウイルス対策安全宣言店認定制度」などを実施しました。また市民生活の支援と市内事業所の事業継続のため、本市独自の持続可能支援事業給付金の支給やプレミアム付き商品券の発行、御殿場市経済対策助成事業、御殿場市あんしんバス旅行支援事業、新生児臨時特別給付金の支給、水道料金の基本料金免除など、幅広く多くの施策を実施したところです。

ここまで高い感染リスクの中で、ご尽力いただいております医療関係者の皆様、 そして医療物資や多額のご寄付をいただくとともに、高い意識を持って感染防止対策にご協力いただいております市内事業所、各種団体、そして市民の皆様に改めて御礼を申し上げます。新型コロナウイルスは変異株が発見されるなど、未だ収束を見込めない状況が続いており、治療薬の開発やワクチンが普及するまで予断の許さない状況は続きますが、「コロナ憎んで人を憎まず」を合言葉に、これまで同様に市民の皆様、事業所の皆様と手を携えながら、ウィズコロナの時代の中で皆様の健康を守りつつ、経済活動や社会活動を円滑に実施するための施策を滞りなく、真心を込めて展開してまいります。

このような中ではございますが、本市には明るい話題も続々と誕生しました。

令和2年2月には、観光交流都市御殿場の玄関口である御殿場駅箱根乙女口広 場に市観光協会の観光案内所「富士山御殿場・はこね観光案内所」がオープンし、英語対応可能なスタッフが常駐するとともに、観光案内だけでなく、地域の特産物の販売や手荷物の預かり、宿泊施設の手配、高速バスのチケット販売など観光ハブ都市に相応しい多彩な機能を備えた拠点として整備されました。

また、国際社会の一員として、これまで先進的にエコガーデンシティ構想やS DGsの実現に取り組んできた都市として、2050年CO2排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を一早く実施しました。

3月には、駒門パーキングエリアに接続する駒門スマートインターチェンジが 開通し、企業活動・物流の効率化、観光振興による地域の活性化、救急活動の迅速化、大規模災害発生時の避難経路の多重化などが期待されています。

8月には、長年に渡り整備を進めてまいりました、市道0115号線通称「新橋深沢線」の「令和橋」が、大勢の地権者の皆様や、財産区をはじめとする当事業にご支援いただきました多くの皆様のご協力により開通し、地区住民の利便性が向上するとともに、市外からの来訪者をスムーズに駅周辺に誘導することで、 中心市街地活性化が期待されています。

同じく8月に、大会主催者の皆様の万全の感染防止対策により、プロゴルファ ー生誕100年を記念した「マルハンカップ太平洋クラブシニア記念大会」が御殿場で初開催され、本市の観光親善大使である芹澤信雄プロを始めとする歴代のレジェンドプロが大いに盛り上げてくれました。コロナ禍で実施するプロスポー ツの在り方を示していただくことで、11月には「三井住友VISA太平洋マスターズ」も開催されるなど、ゴルフの聖地である御殿場の魅力を国内外に示して いただきました。

11月には、日立造船(株)様と自治体としては全国初となるゼロカーボンシティに向けた、包括連携協定を結びました。この協定により、富士山エコパークの余剰電力を市の公共施設に供給することで、電力のゼロカーボン化を達成するとともに、エネルギーの地産地消や電気料金の削減を実現するほか、子ども達にCO 2を削減する仕組みを学んでもらうことができるようになりました。

この他にも、山北町との「関係人口の創出・拡大に向けた相互連携協定」や、 SDGsを推進する本市にとって追い風となる「SDGs推進と地域活性化に関 する包括連携協定」を数多くの事業所と締結することができました。そして4月には、待望の御殿場JCTと新御殿場IC間が開通するなど、コロナ禍においても本市には未来に向けた明るい話題が続々と誕生しております。

さて、次に令和3年度の市政に対する私の基本姿勢について申し上げます。

まずは何と言っても「ウィズコロナ」「アフターコロナ」の時代を担う行政の長としての重責を全うすべく、目下の最優先課題であるコロナ禍において、引き続き市民の皆様の生命を守ることを最優先として、ワクチン接種を始めとする感染防止対策の徹底と、市民生活を守るための経済対策を滞りなく、真心を持って実施してまいります。

また、第四次総合計画後期基本計画のスタートとなる年であることから、本市の将来都市像である「緑きらきら、人いきいき、交流都市 御殿場」の実現に向け、 市民の皆様の幸せを最優先に考え、SDGsを推進することにより、誰一人取り残すこと無く、すべての市民が輝ける、笑顔と活力と魅力に溢れるまちづくりを目指し、様々な施策に全力で取り組んでまいります。

そして、市民の皆様と一緒に叶えていきたい夢の具現化に向けて、富士山の麓から環境施策を世界に発信する、未来の環境先進都市御殿場の実現へのロードマ ップを描いてまいります。

本年度の重要施策

まずは、市民の皆様の命を守るため、新型コロナウイルスの感染症防止対策の徹底と「ウィズコロナ」「アフターコロナ」を見据えた経済対策や生活支援などを含む、各種の対応を迅速かつ的確に取り組んでまいります。

そして、本年度におきましてもこれまで同様、「経済活性化」、「地域医療体制及び子育て支援の充実」、「危機管理体制の強化」、「魅力発信の強化及び移住定住の促進」を重要施策として位置付けます。

更にこの4本柱に加えて、中長期的な展望に立ち、未来の御殿場市の都市像を見据えた「環境先進都市御殿場の実現」に向けた施策を展開してまいります。

1「経済活性化」

コロナ禍における適切な経済対策と事業者支 援を含め、アフターコロナにおける、V字回復に向けた経済活性化施策を優先的に実施します。また、板妻南工業団地第3期7ヘクタールの造成工事に着手し、 更なる工業振興の拠点として大きく期待するとともに、就労の場の確保や企業と のマッチングを進めるなど、雇用の安定確保に努めてまいります。経済を支える交通インフラの整備につきましては、新東名高速道路の新御殿場ICまでの開通に合わせ、国道138号バイパス及び国道469号バイパスの整備が進むことで、 来訪者への交通ネットワークが飛躍的に向上します。これにより商工業の進展はもとより、富士箱根伊豆地域の観光ハブ都市である御殿場の優れた景観と環境は、 国内外から注目され、観光関連施設の誘致などにおいて、更なる優位性が確固たるものとなります。スポーツツーリズムの推進につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、世界的なアスリートたちとの交 流を大きなチャンスと捉え、オリンピックのレガシーとして空手をはじめとしたインドアスポーツや、国際的なサイクリングイベント等の誘致につなげるととも に、引き続き大人から子どもまでが楽しめる小さなUTMFやゴルフ振興を推し進め、市全域に経済効果を波及させてまいります。

2「地域医療体制及び子育て支援の充実」

最優先課題である新型コロナウイルスのワクチン接種について、これまでに集団接種を実施してきた本市の経験と実績を活かしながら、医師会など関係機関のご協力を賜り、専門のスタッフを配置するなど万全な接種体制を整え、まず医療従事者を最優先に、 続いて介護従事者や施設に入所している高齢者等、そして在宅の高齢者や市民の皆様全員に対しても、迅速かつスムーズなワクチン接種に努めてまいります。また、最前線でご尽力いただいている医療機関に対し、必要となる医療物資を引き続き提供し、必要な人が必要な時にPCR検査ができる体制を維持することで、 市民が安心できる地域医療の充実に努めてまいります。

子育て支援につきましては、引き続き「真の子育て支援日本一のまち」を目 指し、子ども医療、妊産婦健診、不妊治療及び不育症治療に係る費用の助成を継続するほか、地域医療の根幹を担う看護師の充足率向上のため、御殿場看護学校の運営費助成、産科医師や小児科医師の確保に係る費用の助成を引き続き積極的に実施し、質の高い医療サービスの安定的な提供と、安心して産み育てることが できる環境づくりを進めてまいります。また、保育所と幼稚園の入園希望の偏りを均衡化するため、公立幼稚園の預かり保育の延長や給食の提供を毎日実施するなど、保護者のニーズにきめ細かく対応することで、幼稚園の魅力向上に繋げていくとともに、私立こども園の施設整備への助成を行い、官民が一体となって更なる保育の充実に努めてまいります。更に第3子以降子育て応援手当や小中学校における学校給食費の助成を充実させるなど、子育て世代の皆様にとってより良い環境整備を積極的に進めてまいります。

3「危機管理体制の強化」

南海・相模トラフ地震、富士山火山 噴火、激甚化する風水害などの自然災害、新型コロナウイルスを含む感染症など に、迅速かつ的確に対応できる対策本部機能を引き続き確保するとともに、自然災害に対する地域防災力を強化するため、各地区自主防災会活動の活発化、ライ フラインを含む災害時応援協定締結事業者等の地域防災ネットワーク構築を更に推進してまいります。また、本年3月には富士山ハザードマップが改定されることに伴い、現行の富士山火山広域避難計画を見直すとともに、11月末の地域防災訓練モデル区訓練において広域避難訓練を実施し、計画の検証を行ってまいります。

4「魅力発信の強化及び移住定住の促進」

市公式HPや Facebook、Instagram に加え、昨年より新たに導入した市公式の Twitter やLINEなどのSNSや、富士山GOGOエフエム等多様なメディアを活用すること で、国内外のあらゆる世代に本市の魅力を幅広く発信する体制を強化してまいります。また、市民の皆様と協働して、民間活力の導入をより一層活発化させることで、御殿場のブランド力を高め、シビックプライドの醸成につなげてまいりま す。移住定住の受け皿の一つとなる、市街化調整区域における宅地創出につきま しては、高根地区で進めております優良田園住宅の建設を促進するとともに、地 域の実情に応じたまちづくりを可能とする、市街化調整区域の地区計画制度の導入を図ってまいります。

「環境先進都市御殿場の実現」

我が国が地球温暖化対策への積極的な取組みを進めることを表明したことを追い風に、「2050年CO2実質排出ゼロ」を目指す「ゼロカーボンシティ」として引き続き、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

また、このコロナ禍の逆境に屈することなく、我が国の課題として浮き彫りになっている首都圏への一極集中を是正できるチャンスと前向きに捉え、日本の象徴である富士山の麓で、首都圏に近く、交通アクセスに優れた本市に、環境省や研究機関、学校、企業など環境に特化した機関の誘致を積極的に働きかけてまい ります。

そして、我が国の環境に対する取り組みを世界に向け発信していくことが、本市の、そして日本の明るい未来につながるとの認識のもと、世界文化遺産富士山の麓の環境都市として「環境版シリコンバレー」を目指した未来のまちづくりを推進し、御殿場市全体や富士山を囲む全ての地域一帯が、我が国の環境施策を発信する中心地となる「ワールド・エコセンター」の実現に向け、邁進してまいります。この夢が実現することで、本市に多彩な産業が集積されることとなり、その結果多くの雇用をもたらし、人口の増加や地域経済の更なる発展、そして念願である御殿場線の複線化につながるものと確信しております。

全文PDF

令和3年度市長施政方針の全文は下記PDFをご覧ください。

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